家電製品に疎い人って、けっこう損してしまうのをご存知でしょうか?
疎い人、というよりも、苦手意識が強い人、です。
私がまさに、そういった人間だったので、これは断言できます。
以前こんなことがありました。
数年前の夏でした。
洗濯機の調子が悪く、私はすぐに購入した家電量販店に相談をしたのです。
洗濯機を回すと変な音がして、床に水が漏れてきてしまうので、すぐに直さなければならない状況でした。
買ってからそれほど年数が経過していなかったため、補償対象となり安く修理してもらえました。
間もなく修理が終わり、電気屋さんが家まで洗濯機を運んできて設置してくれました。
しかし修理をしてもらったはずなのに、まだ水が漏れてしまうのです。
ここで家電に対する苦手意識の強い私は、自分で原因を考えようという発想がなく、すぐに「洗濯機が直っていなかった」という発想に至ってしまいました。
すぐにお店に連絡しましたが、お店側は「直っているはず」としか言わないので、私は腹が立って電話を切ってしまい、別のお店で新しい洗濯機を購入してしまったのです。
しかし結局、新しい洗濯機でも水が漏れてしまうではありませんか。
困った私は町の便利屋さんに見てもらいました。
すると水漏れの原因は洗濯機ではなく、配水管の詰まりだったのです。
つまり、修理に出した洗濯機はしっかり直っていたのです。
変な音はしなくなっていたし、ためしに設置してみたらしっかりと動いていたのです。
私は自分はもちろん、お店の人にまで不愉快な思いをさせてしまいました。
苦手意識から自分で原因を考えようという発想を持たなかった私の失敗談でした。