洗濯機の進化は目覚ましいものだ。
それは世の洗濯生活の状況を見据え、その度事に起こる故障や修理など対処しながら改善に改善を重ねた賜物と言える。
金だらいで洗濯板を使ってごしごし洗っていた時代など今では信じられないだろう。
やがてしぼり機能を備えた洗濯機が登場すればその便利さに人は歓喜した。
しぼり機能は脱水機能に変化し、二層式の洗濯機の時代が来る。
洗濯物を絞らない発想に及んだ。
そして給水、洗濯、すすぎ、脱水の洗濯工程をひとまとめにした全自動洗濯機は、もはや一般化されている。
それまで縦型だった洗濯機から洗濯の工程にさらに乾燥まで加えたドラム式洗濯機の登場となる。
“洗濯”をとりまく環境の変化
時代と共に進化してきた洗濯機だが、電化製品という部類である以上、故障や修理はつきものだ。
それは使い方や使う場所など、一般消費者の洗濯する環境はそれぞれであることに起因するのだろう。
洗濯は外でするものが当たり前と考えられていたのが今では家の中で洗濯する消費者が圧倒的に多い。
またそのような形で洗濯する環境は変わってきているということなのだ。
まずはエラーメッセージを確認すること
全自動洗濯機の時代から本体はコンピューターで制御されることになる。
洗濯している工程で何かしらの不具合が発生した場合、エラーコードあるいはエラーメッセージが表示されるようになっている。
それによってどこに不具合が発生しているのかを突き止めることが可能だ。
個人レベルで対応できるかどうかも判断できる。
そうでない場合も修理においてその内容を伝えることによって、修復が早くなる。
不調の原因は洗濯機の故障ばかりではない
また洗濯機の故障は、洗濯機本体の修理に該当しない場合もある。
例えば排水弁によるものだ。
排水ホースや排水経路に何かしらの不具合が生じる場合は、つまりや排水ホースが鋭角に曲がっているなど、それらの確認は必要となる。
洗濯機購入の際、取り付けは販売店や量販店でしてくれることが多い。
その場合の不具合はほとんどないに等しいが、万が一排水処理がうまくいかないようであればそこに一報するといいだろう。
今後ますます増えるドラム式
今やドラム式洗濯機が主流になりつつある。
今までの洗濯機は渦状でのもみ洗いだったのに対し、ドラム式はドラムごと回転させることによるたたき洗いだ。
もみ洗いは衣類を痛めやすいということからの改善なのだ。
またドラム式での乾燥はヒートポンプを使用しているため、通常の乾燥機に比べ電気消費が少ないのだ。
このようにして洗濯機の時代はさらにこれからも進化していくだろう。